売れるパッケージングの作り方。 | マーケティング戦略研究   

2009年7月14日火曜日

売れるパッケージングの作り方。

インターネットビジネス、特に何かの販売をしているサイトの最も重要な要素は、「ヘッドライン」だって言われている。(ヘッドラインっていうのは、お客さんが一番最初に目にするメッセージ。別に販売サイトではなくでも、新聞の記事の題とか身の回りで頻繁に使われる。)

なんでヘッドラインが重要かというと、お客さんはサイトを訪れてから、2秒の間にそのサイトを読むかどうか決めるからなんだよね。

ネットをさまよっている人達は本当にせっかち。テレビを見ている人はぼーっと宣伝を5分位見て待ってられるけど、ネットを使う人は受動的にテレビを見ている人と違って、自発的な人が多いんだよね。ネットをやっている人の多くは、何か知りたい事があって探してたり、欲しい物があったりしてネットをしてる人が多い。

MIXIだって人とのつながりを求めてログインしているはずだし、

YOU TUBEだって、おもしろい事を求めて集まる人が多い。

つまるところ、こういう自発的に行動する人が多いネットでは、自分に興味を抱かせないサイトはすぐに立ち去ってしまう。だから、2秒の間に販売サイトがお客にいかに有益であるかを説明できなければ、お客は絶対に続けて読まない。

もちろん、ヘッドラインの他にも写真とかサイトのデザインとかも重要なんだけど、写真とかデザインは具体的なメッセージを伝える事はできない。業種にもよるけれど、写真やデザインはあくまでヘッドラインを際立たせるためのサポート的な役割が大きいと思う。


それじゃぁ、ネットビジネスではなくて物販では何が重要なのか?


ヘッドラインを際立たせれば、お客はその商品を手にとってくれるかというとそんな事は無いよね。本屋に行けば分かるけれど、無数の本のタイトル、本の題名で埋もれた棚がある。お客さんは、無数にあるヘッドラインを全て読むことはしない。大抵、たくさんある本の題名の情報におぼれてしまう。情報を消化するよりも、ただ直感で興味を引くパッケージングを施してある商品に目をやり、初めて手にとる。

ネットビジネスでは写真やイメージっていうのは二次的な要素だったけれど、物販のビジネスでは逆に写真、イメージ、商品のデザイン、手触り、重さ、においなどトータルでのパッケージングが最も大きな要素を占める。

ヘッドライン以上に「パッケージング」に気を使わないといけない。

そんな事で僕は今まで注意しながら色んなパッケージングを見てきたんだけど、最も注意を引いたのがこのパッケージング。

売れるパッケージングの作り方。
1年位前にNYのチェルシーの個展にあったある本のパッケージングなんだけど、 ネットで再発見した所、美術系の学生のポートフォリオだった。本の表紙は肉の写真を使って、プラスチックの容器に肉を売るみたいな包装をしているだけなんだけど、これが本屋にあったら間違いなく気をひくよね。

ただ、この本のパッケージングの残念な所は中身に何が書いてあるか全く分からない事。実際にこの本を手にとって見たんだけど、最後まで何が書いてあるか分からなかった。笑


こういうパッケージングに、「あなたが知らない食肉の秘密」とか、「食肉の裏側」とか、そんな感じのタイトルをつけて一冊中身が見られる様に置いておけば売れそうだよね。

際立つパッケージングは、本屋でも何でも今ある市場でやってない事をする事。アイデアのヒントは近代美術とか、そういう所にあるように僕は思う。

ちなみにデザインとか、コピーライティングとかに関して詳しく話している本はこちら。



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